みなさん、こんにちは。
本日は、熊取店の冨金原が担当します。
今年も早いもので11月も下旬にさしかかり、残り1カ月となりましたね。
この1年を振り返ってみると、習志野店と熊取店に勤務して、たくさんの方との出会いや経験に恵まれ充実した1年になりました。
みなさんは、どのような1年だったでしょうか?
さて、今回は陸上でオリンピック出場経験のある、為末 大氏と予防医学研究者としてさまざまなメディアにも登場されている石川 善樹氏による「目標設定」をテーマにした対談の記事を、シェアさせていただきます。
私自身、とても勉強になる内容でしたので、皆さんの参考になれば幸いです。
元記事はこちら
https://www.rakuten.ne.jp/gold/_event/business-insight/042/
プロフェッショナルが備える3つの要素
プロフェッショナルと呼ばれる人たちには、3つの共通する要素があるようです。
①「高い目標」
→誰に言われたわけでもなく、全員が高い目標を持っている。
②「不安を共に乗りこえる友達の存在」
→目標が高い分、現実とのギャップがあるため、日々不安の中を進んでいる。
その不安と戦うために身近に乗り越える友達(仲間)の存在がいる。
③「根拠なき自信」
→「不安もあるけれど、まぁ、いつかは目標達成できるだろう」という、根拠なき自信を持っている。
「じゃあ、どんな目標設定が良いのか?」
スポーツの世界では、「成功したアスリートになる」ことが一番難しい。
例えば、高校野球で、甲子園で1勝するという目標設定をして「1勝」することはそんなに難しくないが、
成功するためには、勝ち続けなければならない。
「1回勝つこと」と「勝ち続けること」では質的に異なってくる。
「目標設定をして、目標を達成する」ということを、どのようなやり方であれば「楽しく健全に、ずっと自分を成長させながら目標を達成し続けるかが重要。
人類が「目標」という概念を持ったのは歴史が浅く、慣れていない。
石川先生の研究によると、人類が「目標」という概念を持つようになったのは20世紀になってからのようです。
イギリスで、産業革命が起こってから「目標」という概念が生まれた。
20世紀以前は、「目標」に向かって頑張るというよりは、「ムラ(共同体)のルール」の方が重要で、「目標」というものがなかったようです。徳川幕府の時代では、水田で米を作っていましたが、目標を立てたとしても自然条件の影響で、実際にどれだけ穫れるのかわからない。そうなると、一生懸命日々頑張るしかない。そして一定割合を年貢として納めなければならない仕組みのため「目標」という概念があまりなかったようです。
人類史でみれば、「夢」や「努力」という概念があまりなく、目標設定して頑張るよりも「日々起こるいろいろなことに対応する」という時間の方が長かったために、そのような生き方をする方が多いようです。
人類史では「成長」と「成熟」の2つの概念がある。
「成長」は、右肩上がりで規模が拡大していく期間。
「成熟」は、上がることも下がることもなく継続していく期間。
人類史のほとんどは「成熟期間」で、「成長する」という感覚が生まれたのは、ごく最近。
「成長」=勝つ
「成熟」=勝ち続ける
というイメージに置き換えられる。
どちらを念頭に目標設定をするかによって違ってくる。
目標達成できている人は、根本の部分で「目標は達成できるものだ」と信じている。
設定した目標について「ほぼ達成できそうだ」と「2割くらい達成できばいいかな」と思っているのでは、結果がかなり違ってくる。
根拠なき自信を育てるのは、小さい成功体験を積むこと。
「自信があるから、成果がでるのか」、それとも「成果が出たから、自信がつくのか」、どちらが正解か調べた研究によると、後者の方が正解ということがわかったそうです。
まずは、「まぐれでも良いので、1回、成果を出してしまおう」ということが大事だそうです。
成果を出した人は、自信がつくので成功が次の成功を呼びやすくなります。
以上、元記事は、3回に分けて発信される予定で、その1回目を要約して紹介させてもらいました。
人類は、目標設定に慣れていないとのことですが、確かに、私自身も「今年はこれをしよう!」と決めても継続できていなかったり、日々の仕事の業務に追われるだけだったりすることもありました。そもそも立てた目標が「達成するための目標だったのか?」と、もう一度考えさせてもらえる記事でした。
みなさんは、どうでしょうか?