みなさん、こんにちは!
熊取店の冨金原です。
日中の気温は暖かくなり春の陽気になり始めましたね。
朝晩との気温差が激しいため体調管理には気を付けてくださいね。
さて、今回はスポーツ貧血についてお話したいと思います。
貧血は、一般の人を含めアスリートに多い内科的疾患です。
赤血球の中にヘモグロビンがあり、全身に酸素を運搬しています。血液中のヘモグロビンや赤血球が減少することを「貧血」と言い、運動が原因で生じる貧血を「スポーツ貧血」と呼びます。症状として、息切れ、動機、めまい、頭痛、疲労感などがみられます。
アスリートがスポーツ貧血になると、特に持久系の競技でパフォーマンスの影響が大きく出ます。
貧血にはいくつか種類があるのですが、その原因で最も多いのが「鉄欠乏性貧血」になります。
また、「溶血性貧血」も関係している事があります。
まず鉄欠乏ですが、成長や筋肉量増大による鉄需要の増加が最も重要です。特に成長期のアスリートでは、成長に伴い循環血液量が増加するので赤血球の合成に鉄が特に必要です。また筋肉内にもミオグロビンという形で鉄が取り込まれます。成長期のアスリートはただでさえ成長する上に、スポーツ活動が活発になり練習量も増えるので鉄欠乏に陥りやすいといえます。
また、運動中の発汗も鉄欠乏に繋がりますので、連日多くの発汗を伴う練習を行っていると注意が必要です。
足底への繰り返す衝撃で溶血
溶血とは、赤血球が破壊されることをいいます。アスリートの場合は、足底への繰り返す衝撃が原因で物理的な赤血球破壊が亢進することがあります。実は運動中の高体温も溶血に寄与していて、高体温は赤血球膜を脆弱化することがわかっています。
陸上やサッカー、バレーボール、バスケットボール、剣道などの足底に繰り返し衝撃が加わる競技では、ある程度の溶血が起こるのは避けられないようです。しかし、溶血が起こっても体内を循環し肝臓で再利用されるため、ある程度の溶血は許容範囲で、無視できるようです。度を越えた溶血が起こっている選手には、走り方のフォームやシューズやインソールが合っているかなど、原因を突き止めて対処する必要があります。
「パフォーマンスの低下」や「記録の伸び悩み」もスポーツ貧血が原因かも‼?
アスリートの貧血では、全身酸素供給量の低下によるパフォーマンスの低下を引き起こすことを忘れてはなりません。「だるさのせいで満足な練習ができない」「練習を頑張っているけど、半年以上自己ベストが更新できない」「試合や練習の後半で足が重く思うように走れない」「以前できていたペース走についていけなくなった」などの選手の声には、注意が必要です。
すなわち、典型的な貧血の症状のほかに、パフォーマンスの低下や記録の伸び悩みにはスポーツ貧血を疑う十分な根拠になります。ただし、心肺能力や運動能力の高い選手には、ヘモグロビンの数値が低くても無症状の場合もあるようです。このようなケースもあるため、アスリートは年一回の内科的メディカルチェックを受けることも大事かと思います。
貧血の予防には、まずは食事から
スポーツ貧血の予防や治療には、一般的な鉄欠乏性貧血と同様に食事からしっかりと鉄分などの必要な栄養素を摂ることが大事になります。
鉄には、肉や魚な動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、ホウレン草やひじきなどの植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」があります。「ヘム鉄」の方が、小腸での吸収率が高いです。
ビタミンCは、鉄の吸収率を高めてくれます。鉄と共に緑黄色野菜や果物を摂取すると良いようです。
例えば、レバニラ炒めは鉄を多く含むレバーとビタミンCを多く含むニラの組み合わせであり、鉄吸収の観点から理のかなった料理です。また、鉄は胃酸が分泌されると吸収されやすくなりますので、梅干しや酸っぱいものを食べたり、よく噛んで食べることで胃酸の分泌を促すことにより、吸収率を高めることが期待できます。
また、たんぱく質も血球の材料として重要ですので、鉄・ビタミンC・たんぱく質を多く含む食品をなるべく毎食摂取するように心掛けてください。
女性アスリートは、生理などで多くの鉄を必要としますので男性の1.5〜2倍くらい摂るぐらいの意識をしているとよいと思います。
最後に、鉄の過剰摂取は毒性を持つため漫然とサプリメントなどでの摂取には注意が必要です。
一度、医師と相談してから摂取した方が良いでしょう。
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